アメリカ48州で約19,700店舗を展開している大手ディスカウントチェーンのダラー・ゼネラルが、セルフレジを急速に削減しています。
すでに約12,000店舗においてセルフレジの廃止または削減を実施しており、今後も売上の芳しくない店舗を中心に進めて行くということです。
完全に廃止して従来の有人レジまたは、アシスタント付きセルフレジにすることで、万引き等による損害額を縮小したい意向です。
今後セルフレジは一部の売上順調な店舗でのみ残していくということで、更にセルフレジで精算する場合は5品目以下に限定されるとのことです。
2024年5月3日締めの2024年度第一四半期の決算報告で、純売上前年比6.1%増の99億ドル、既存店売上2.4%増と好調な結果を明らかにしたものの、今年度の新規出店数を800店舗から730店舗に削減する一方で、店舗改装を1,500店舗から1,620店舗に軌道修正するなど、万引きや従業員による窃盗などが店舗経営に及ぼす悪影響(在庫損失=シュリンク)への対応に注力して行くようです。