ウォルマートの2025年度第1四半期(4月末締め)の決算が報告され、4月30日までの3か月間の連結売上高は1,615億ドルで、前年同期比6%増、グローバルなeコマース売上高は21%増と堅調な結果となりました。
この好結果の大きな要因のひとつは、高所得層のシェアの拡大にあるようです。
2023年12月に配信した弊社メールマガジン「パンデミックとグロサリー小売の変遷」 でも触れましたが、パンデミック(新型コロナ)と高インフレという環境下において、消費者の特定の小売企業へのロイヤルティの低下という現象が起き、それまでウォルマートに見向きもしなかった年収10万ドル以上の富裕層の実に75%が、このインフレ下でウォルマートでの買い物をしたというデータが報告されていましたが、まさに最新のウォルマートの決算に数字として表れた結果となりました。