米国農務省経済調査局(ERS)の最新の報告書によると、ダラーストアがアメリカの農村地区に出店すると、都市部の食料品店よりも大きな経済的打撃を受けているということです。
この報告書によると、ダラーストアが農村地区の小売市場に参入すると、地元の独立系食料品店の売上高は平均9.2%減少し、都市部の平均4.7%に比べてその影響が約2倍となるということです。
また、雇用も農村地区で7.1%減少し、都市部の2.3%に比べて大きな影響を受けているようです。
更に、都市部ではダラーストア進出後約5年でその影響は弱まることが確認されているが、農村地区では5年後でもほとんどその影響に変化が見られないということで、農村地区へのダラーストア出店による影響の大きさが分かります。