フランスのウニベイル・ロダムコ傘下のショッピングモール運営会社のウェストフィールドが、2024年までにアメリカで展開している全てのショッピングモールを手放すということです。
その手始めとしてサンフランシスコのWestfield San Francisco Centreを手放します。
Westfield San Francisco Centreはユニオンスクエア向かいのマーケットストリートの一等地にあり、コロナ禍前までは人気のショッピングスポットとして2019年には970万人の買い物客が訪れましたが、2022年には560万人まで減少しました。4月には旗艦店のノードストロムがWestfield San Francisco Centreから撤退すると発表したばかりです。
アメリカの平均地価価格の3倍以上となるサンフランシスコでは、多くの住民が他都市へ引っ越しをしており、2023年1月には30,200人が転居したということです。また、報道されているように小売店での略奪や万引きなどによる治安悪化も大きなネガティブ因子となっているようです。
今後ウェストフィールドはヨーロッパでの事業に集中して行くということです。