スペインを拠点とするアパレルメーカーInditex傘下のZARAが、英国でオンライン購入商品をZARA店舗以外(第3者機関)で返品する場合1.95ポンドをチャージする取り組みを開始しました。
既にユニクロやネクスト等の一部アパレルブランドも返品料金をチャージしてますが、世界最大規模のZARAによる返品チャージは大きなニュースになっています。
その他の欧州各国、アメリカ、日本などで導入されるかは未定ですが、他のブランドも追随する可能性も考えられます。
オンラインで購入した商品をZARA店舗で返品する場合はチャージはかかりませんが、返品するために長蛇の列に並ぶことが慣例化しておりSNS等でもこの問題は多数発信されています。
アメリカを例にすると、調査会社大手Forrester社のデータによるとアメリカのEコマースは2020年に前年比で約30%成長し、その中でもアパレル、フットウェア、アクセサリーはEコマース全体の19%を占めているとのこと。
2021年のアメリカの小売における返品額は約7,610億ドルとなっており、そのうち約2,180億ドルはオンライン購入品によるもので、アパレル、フットウェアが最も返品率が高かったということです。
2024年にはアパレル、フットウェアのEコマース売上が全体の47.5%に達すると予測されており、今回のZARAによる返品チャージは大きな波紋を呼びそうです。