2月のメールマガジンでご紹介した、フォーチュン誌の「世界で最も称賛される企業ランキング」に続きまして、同誌による「最も働きがいのある企業ランキング(Best companies to work for)」の最新版(2020年)が発表されましたのでご紹介します。
以下がトップ10の企業と、11位以下の食品小売企業のリストです。
順位 | 企業名 | 業種 | 2019年順位 |
---|---|---|---|
1 | ヒルトン(Hilton) | ホテル・レジャー | 1 |
2 | アルティメート・ソフトウェア(Ultimate Software) | IT | 8 |
3 | ウェグマンズ(Wegmans Food Markets) | 一般小売 | 3 |
4 | シスコ(Cisco) | IT | 6 |
5 | ワークデイ(Workday) | IT | 4 |
6 | セールスフォース(Salesforce) | IT | 2 |
7 | エドワード・ジョーンズ(Edward Jones) | ファイナンス | 7 |
8 | ストライカー(Stryker) | 製造・生産 | 11 |
9 | アメリカン・エクスプレス(American Express) | 金融&保険 | 13 |
10 | キンプトン(Kimpton Hotels & Restaurants) | ホテル・レジャー | 5 |
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39 | パブリクス(Publix Super Markets) | 一般小売 | 12 |
79 | ナゲット・マーケット(Nugget Markets) | 一般小売 | 81 |
このランキングは、働きがいのある企業に関する調査、評価、支援を行う専門機関である、グレート・プレイス・トゥ・ワーク・インスティテュート(Great Place to Work Institute)が、1998年から世界最大のビジネス誌であるフォーチュン誌と協力して調査・発表しているものです。このランキングに選ばれることが「一流の企業」の証ということで、大きな注目を集めています。
今回のランキングは、職場での待遇、社会貢献、経営の倫理性等に対する満足度についての約60項目の質問に対する、約410万人の従業員からのフィードバックにより決定しています。
今回トップに選ばれたのは、昨年も1位だったホテルチェーンのヒルトン(Hilton)で、IT系以外の企業として初めて2年連続のトップとなりました。昨年に引き続き、従業員の96%が自分の職場を素晴らしいと評価し、ヒルトンで働くことを誇りと感じています。
食品小売業では、昨年3位だったウェグマンズ(Wegmans)が今年も同位にランクインしており、94%の従業員が自分の職場を素晴らしいと評価しています。また、自分たちが提供するサービスに対しては98%もの従業員が素晴らしいと感じているという結果も出ています。ウェグマンズは当社のメールマガジン記事でも度々取り上げていますが、104年続く家族経営企業であり、東海岸を中心とした企業であるにもかかわらず、米国では人気の高い食品小売企業です。2019年にはニューヨークで初めてブルックリンに出店したことでも話題となっています。
39位にはパブリクス(Publix)が昨年の12位から大きく順位を落としてランクインしました。順位は落としたものの、同社はこれで23年連続でのトップ100へのランクインとなっています。ちなみに、パブリクスは88%の従業員が自分の職場を素晴らしいと評価しています。
79位にはナゲット・マーケット(Nugget Markets)がランクインしています。ナゲット・マーケットについては、昨年の「世界で最も称賛される企業ランキング2019」にて詳しくご紹介しましたが、わずか12店舗を北カリフォルニアのサクラメントを中心に展開している家族経営の企業です。
企業規模にかかわらず、従業員満足度の向上に投資をすることで、フォーチュン誌のようなメジャーなメディアによるランキングの常連企業となり、企業イメージのアップにつなげることができます。
今年も消費者や従業員等、様々な角度から企業の評価をみることができる、フォーチュン誌のランキングに注目をしていきたいと思います。
(2020.3.2配信/記事作成:イオンコンパス(株)営業推進課))